火. 2月 24th, 2026

SNSで注目を集める「肌管理」というキーワード。韓国発の美容トレンドとして、若い世代を中心に広がりを見せています。肌管理とは、単なるスキンケアではなく、肌の健康維持や肌トラブルの予防を目的とした、より積極的な美容アプローチのことです。

今回は、Z世代女性200人を対象に実施したアンケート調査をもとに、若い世代のリアルな肌悩みや美容事情について深掘りしていきます。

Z世代の半数以上が肌悩みを抱えている現実

まず驚きだったのが、「肌悩みがある」と答えた人が57.5%と半数を超えたこと。10代から20代という若さでありながら、多くの人が何らかの肌トラブルに悩んでいる実態が浮き彫りになりました。

デジタルネイティブ世代ならではの生活習慣や、SNSで美肌の情報に触れる機会が多いことで、自分の肌に対する意識が高まっているのかもしれません。

Z世代の肌悩みトップ3

アンケートで「どのような肌悩みがあるか」を尋ねたところ、以下のような結果となりました。

1位:毛穴(61.7%) 圧倒的多数で1位となったのが毛穴の悩みです。毛穴の開き、黒ずみ、角栓の詰まりなど、毛穴に関するトラブルは若い世代特有の悩みといえるでしょう。

2位:乾燥・肌荒れ(各41.7%) 同率2位となったのが乾燥と肌荒れ。エアコンの効いた室内で長時間過ごすことや、マスク生活の影響もあり、肌のバリア機能が低下しやすい環境にあるのかもしれません。

3位:しわ・たるみ(約30%) 意外にも、エイジングケアに関心を持つZ世代が約3割いることが判明しました。予防美容への意識の高まりが見て取れます。

なぜZ世代は毛穴に悩むのか?

毛穴の悩みが圧倒的に多かった背景には、年齢特有の肌状態が関係しています。

10代から20代の肌は、他の年代と比べて皮脂分泌が活発です。皮脂腺の働きが盛んな10代の肌は、ニキビができやすく毛穴も開きがち。20代になると10代ほどではないものの、まだまだ皮脂量は多く、ストレスや食生活の乱れによって顎周りに大人ニキビができやすい状態です。

過剰な皮脂は毛穴の開きや角栓の詰まりの原因となるため、Z世代が毛穴に悩むのは自然なことといえます。しかし、正しいケア方法を知ることで改善できる可能性は十分にあります。

エイジングケアに注目するZ世代が増加中

「しわ」や「たるみ」と答えた人が約3割いたことも、今回の調査で注目すべきポイントです。

従来、エイジングケアは30代以降の美容テーマとされてきましたが、近年は「予防美容」という考え方が浸透し、若いうちからケアを始める人が増えています。

特に、韓国の美容トレンドから生まれた「PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)」という成分が、SNSで話題になったことも影響しているでしょう。PDRNはハリ感ケアに効果的とされ、Z世代の間でも注目を集めています。

早い段階からエイジングケアを意識することで、将来の肌の状態を良好に保てる可能性が高まります。Z世代の先見性と美容への関心の高さが伺える結果となりました。

Z世代が実践しているスキンケア対策

肌悩みを抱えるZ世代は、実際にどのようなケアを行っているのでしょうか。

最も多かったのは「保湿」と「パック」

アンケートでは、以下のような声が多く寄せられました。

「保湿をしっかりする。毎日パックを朝と夜にする」 「パックを週に2回取り入れている」 「化粧水でたっぷり保湿してから美容液を重ねる」

シンプルながら基本に忠実なケアを大切にしている人が目立ちました。特に、パックを定期的に取り入れている人が多く、集中的な保湿ケアの重要性を理解している様子が伺えます。

美容皮膚科でのメンテナンスも一般的に

注目すべきは、美容皮膚科を活用している人が複数いたこと。

「美容皮膚科に通ってレーザー治療を受けている」 「月に1回、美容皮膚科で肌のチェックをしてもらう」 「ニキビ跡治療のためにクリニックに相談した」

以前は美容皮膚科というと「大人の女性が通う場所」というイメージがありましたが、今やZ世代にとっても身近な存在になっているようです。

スマートフォンで情報収集が簡単にできる時代だからこそ、効果的な施術や治療法についての知識を持ち、積極的にクリニックを活用するZ世代が増えているのでしょう。

これから試してみたいスキンケア対策

「気になっているスキンケア対策」について尋ねたところ、以下のような回答が集まりました。

インナーケアへの関心が高い

「サプリメントを飲んで内側からケアしたい」 「食事を見直して肌に良いものを摂取したい」 「腸内環境を整えることで肌質改善を目指したい」

外側からのケアだけでなく、体の内側からアプローチするインナーケアに興味を持つZ世代が多いことが分かりました。美容は表面的なものではなく、トータルで考えるべきという意識の表れかもしれません。

美容医療・施術への関心も高まる

「ポテンツァを試してみたい」 「フラクショナルレーザーが気になる」 「ダーマペンでニキビ跡を改善したい」

美容医療や施術に対する興味も高く、具体的な施術名を挙げる人も少なくありませんでした。

ポテンツァは、マイクロニードルを使って肌に微小な穴を開け、ターンオーバーを促進させる治療法。肝斑、しわ、ニキビ、ニキビ跡、毛穴など様々な肌トラブルの改善に効果があるとされています。ダーマペンの進化版として注目を集めています。

CO2フラクショナルレーザーは、従来のレーザー治療に比べて痛みや施術後の赤みが少ないのが特徴。毛穴の開き、ニキビ跡の凹凸、くすみ、小じわなどの改善に効果を発揮します。

Z世代から最も多く挙げられた「毛穴の悩み」に対して、これらの施術は特に効果的とされているため、美容医療への興味が高まっているのも納得です。

毛穴ケアは永遠のテーマ

「毛穴のケア方法をもっと知りたい」 「効果的な毛穴ケアアイテムを探している」

やはり、毛穴ケアに関する関心は非常に高く、より効果的な方法を求める声が多数寄せられました。日々のスキンケアだけでなく、専門的なケアも含めて、あらゆる角度から毛穴問題にアプローチしたいという強い意欲が感じられます。

Z世代に人気のスキンケアコスメ

実際に使っているおすすめのスキンケアコスメについても調査しました。

圧倒的人気は「無印良品」

最も多くの支持を集めたのが無印良品でした。具体的には以下のようなアイテムが挙げられています。

「無印良品の化粧水・敏感肌用しっとりタイプ」 「無印良品のマイルドジェルクレンジング」 「無印良品の導入化粧液」

シンプルで手に取りやすい価格設定、そして確かな品質が、Z世代から支持される理由でしょう。無印良品は食品や文房具など、スキンケア以外のカテゴリーでもZ世代から人気を集めています。

プチプラブランドも健闘

無印良品に続いて人気だったのが、以下のようなプチプラブランドです。

肌ラボ® 「肌ラボの白潤シリーズ」 「極潤ヒアルロン酸の化粧水」

アクアレーベル 「アクアレーベルのバランスアップローション」 「ホワイトケアシリーズ」

どちらもドラッグストアで手軽に購入でき、コストパフォーマンスに優れたアイテムが揃っています。学生や新社会人が多いZ世代にとって、続けやすい価格帯であることは重要なポイントです。

韓国スキンケアブランドも人気

「Anua(アヌア)のドクダミシリーズ」 「Abib(アビブ)のガムシートマスク」 「COSRX(コスアールエックス)のスネイルクリーム」

K-POPやK-ドラマの影響もあり、韓国コスメに対する関心が非常に高いZ世代。特に、敏感肌向けのシカ成分配合アイテムや、保湿力の高いマスクなどが人気を集めています。

肌悩みがない人のスキンケア事情

一方、肌悩みがないと答えたZ世代(42.5%)には、別の質問を投げかけました。

約7割がスキンケアをしていない

「普段スキンケアを行っているか」と尋ねたところ、なんと65.9%が「行っていない」と回答。肌悩みがないからこそ、スキンケアの必要性を感じていない人が多いようです。

若いうちは肌の回復力が高く、多少のケア不足でも肌トラブルが表面化しにくいため、このような結果になったのでしょう。

それでも美容皮膚科やエステに通う人も

興味深いのは、普段スキンケアをしていない人の中にも、特別なケアを行っている人がいたこと。

「美白美容液だけは使っている」 「月に1回エステに通う」 「美容皮膚科で定期的にメンテナンスしている」 「気になったときだけパックをする」

日々のスキンケアはしないものの、プロの手による施術やスペシャルケアには投資する。このメリハリのある美容スタイルは、効率を重視するZ世代らしい選択といえるかもしれません。

普段のケアに時間をかけない分、エステや美容皮膚科といった「確実に効果が期待できるケア」にお金を使いやすいという考え方も理解できます。

Z世代の美容トレンドから見えてくるもの

今回の調査を通して、Z世代の美容に対する意識や取り組みがより明確になりました。

コスパと効果のバランスを重視

無印良品やプチプラブランドの人気から分かるのは、コストパフォーマンスを重視する姿勢です。しかし同時に、美容皮膚科やエステといった専門的なケアにも投資することから、「効果があるものには適切にお金を使う」というメリハリの効いた消費行動が見られます。

情報収集力と実践力の高さ

ポテンツァやフラクショナルレーザーなど、具体的な施術名を挙げる人が多かったことから、Z世代の情報収集力の高さが伺えます。SNSやYouTubeを通じて、美容に関する専門的な知識を積極的に吸収し、自分に合った方法を選択しているのでしょう。

予防美容の浸透

若いうちからエイジングケアに関心を持ち、美容皮膚科やエステでメンテナンスを行う。このような「予防美容」の考え方が、Z世代の間で確実に広がっています。

肌トラブルが深刻化してから対処するのではなく、トラブルを未然に防ぐアプローチは、長期的に見て非常に理にかなった戦略といえます。

Z世代におすすめの毛穴ケア方法

最後に、Z世代から最も多く挙げられた「毛穴の悩み」に対する効果的なケア方法をご紹介します。

基本のスキンケアを見直す

クレンジング・洗顔 毛穴詰まりの原因となる皮脂や汚れをしっかり落とすことが重要です。ただし、洗いすぎは逆効果。肌に必要な油分まで奪ってしまうと、かえって皮脂分泌が増えてしまいます。

保湿 意外かもしれませんが、保湿不足も毛穴開きの原因に。肌が乾燥すると、それを補おうとして過剰に皮脂が分泌されます。化粧水だけでなく、乳液やクリームでしっかり蓋をすることも大切です。

定期的なスペシャルケア

酵素洗顔 週に1〜2回の酵素洗顔は、毛穴の角栓除去に効果的。ただし、やりすぎは肌への負担になるため、頻度を守りましょう。

クレイパック 吸着力の高いクレイ(泥)は、毛穴の汚れを取り除くのに最適。週に1回程度のペースで取り入れてみてください。

生活習慣の改善

バランスの良い食事 脂っこい食事や糖質の過剰摂取は皮脂分泌を増やします。野菜や果物を積極的に摂り、ビタミンを補給しましょう。

十分な睡眠 睡眠不足はホルモンバランスを乱し、肌トラブルの原因に。質の良い睡眠を心がけることも、美肌への近道です。

プロの手を借りる

セルフケアでは限界を感じたら、美容皮膚科やエステでのケアも選択肢に入れてみてください。ポテンツァやフラクショナルレーザーなどの施術は、毛穴の悩みに特に効果的とされています。

まとめ:Z世代の賢い美容スタイル

今回の調査で明らかになったのは、Z世代の「賢く、効率的な美容スタイル」です。

毛穴を中心とした肌悩みを抱えながらも、プチプラアイテムを活用した日々のケアと、美容皮膚科やエステでのスペシャルケアを組み合わせる。情報収集力を活かして最新の美容トレンドをキャッチし、自分に合った方法を選択する。

そして、若いうちから予防美容に取り組むことで、将来の美肌を見据えている。

このような前向きで戦略的な美容への取り組みは、今後の美容業界にも大きな影響を与えていくことでしょう。

あなたも、Z世代の美容スタイルを参考に、自分に合った肌管理方法を見つけてみてはいかがでしょうか。